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CTC、ヤフーへOCP仕様の大規模スイッチ「Backpack」を提供

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は16日、ヤフー株式会社に対し、Open Compute Project(OCP)仕様のネットワークスイッチ「Backpack」を提供したと発表した。

 ヤフーが運営するYahoo! JAPANでは、日々増大し続けるトラフィックに対応するため、より拡張性の高いITインフラの導入を検討しており、OCPなど最先端技術の評価や導入を推進している。今回はそうした動きの一環として、技術検証のため、OCP仕様のネットワークスイッチ「Backpack」を国内データセンターに導入した。

 Backpackは、米Facebookが設計した100Gigabit Ethernet(GbE)対応のスパインスイッチ。1筐体に100GbEのネットワークポートを128ポート搭載する高い収容効率が特徴で、アグリゲーション層とアクセス層の2階層が1つの筐体内で構成されているため、階層間の煩雑な配線が不要といったメリットがある。なお今回はネットワークOSとして、Backpackへの対応を発表したCumulus Linuxを搭載した。

 CTCではすでに、Yahoo! JAPANへ大規模なOCPサーバーを導入した実績を持つ。今後も、これまでの技術検証やシステム構築のノウハウを生かし、国内企業で唯一のOCP Solution ProviderとしてOCPを推進するとしている。