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インフォア、多通貨処理機能などを強化した製造業向けクラウドERPの新版

 インフォアジャパン株式会社(以下、インフォア)は9日、製造業向けのクラウドERP「Infor CloudSuite Industrial」の新版を、日本市場で提供開始したと発表した。

 Infor CloudSuite Industrialは、Amazon Web Services(AWS)のクラウド基盤を利用した製造企業向けのERPスイート。デザイン性の高い製造業向けの業務アプリケーションと、生産管理機能などが統合されている。

 今回の新版では、まず、得意先・仕入れ先のグローバルオペレーションに対応する多通貨処理機能が強化され、同一取引先に対する複数通貨建取引、別通貨での決済機能など、複雑な通貨換算要件にも対応可能になっている。

 また、設備の使用効率の評価に対応するため、生産スケジューリング画面上において、機械設備の稼働状況を考慮した製造オーダーの割り当てを可能にしたほか、そのオーダーで実際に使用した機械設備のトラッキング/可視化を行える、レポート機能を強化した。

 さらに、インフォアの最新テクノロジープラットフォーム「Infor Xi」をサポート。パーソナライズされたホームページ設定やソーシャルコラボレーションが可能なInfor Ming.le、XMLドキュメントによってシステム間連携やワークフロー設定が可能なInfor ION、事前定義されたデータ分析環境を提供するInfor BI、各種ドキュメントを集中管理し、マスタやトランザクションへの自動割り当てなどを行えるInfor IDMなど、各ソリューションと連携できるようになった。これにより、ユーザーのアプリケーション使用環境を大幅に拡張するとしている。

 なお、Infor Xiへの対応により、レスポンシブデザインのユーザーインターフェイスを実現しているとのことだ。