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アライドテレシスのSDNソリューション「SES」、次世代FWのサンドボックスやRADIUS認証サーバーとの連携機能を順次提供

 アライドテレシス株式会社は5日、SDN/アプリケーション連携ソリューション「Secure Enterprise SDN(SES)」が、米SonicWallの次世代ファイアウォール製品が搭載する「Capture ATPサンドボックス」機能、またアイビーソリューションのRADIUS認証サーバー「iBAQS-FX」と連携すると発表した。

 アライドテレシスの「SES」は、SDN/OpenFlow技術を用いて、企業向けアプリケーションとネットワークを連携・連動させることにより、ネットワーク運用管理にかかる工数・コストの削減、およびセキュリティの強化を実現するソリューション。

 一方のSonicWall Capture ATPは、SonicWallのファイアウォール製品上で利用可能なクラウドベースの仮想サンドボックス解析サービス。3つのエンジンによるマルチエンジン解析技術によって脅威検出を行うことで、ゼロデイ攻撃への対処を可能にしているという。

 今回、両製品・サービスが連携することにより、検知した未知の脅威をエッジスイッチにおいて遮断・隔離し、拡散を防止する情報漏えい対策ソリューションが実現するとした。両社では今後、2017年第3四半期(7月~9月)のソリューション提供を目指し、共同で開発・検証作業を行っていく。

 一方のiBAQS-FXは、IEEE 802.1x認証をはじめ、MACアドレス認証、Web認証をサポートするRADIUS認証サーバー。同製品が「SES」と連携することにより、MAC認証に加えて、Active Directory認証、LDAP認証、証明書認証などのユーザーID認証で利用できるようになるほか、認証結果からユーザーIDと利用者端末情報(MACアドレス、端末名、利用者名など)を情報連結させることも可能になる。

 これにより、マルウェアやランサムウェア感染時に、情報セキュリティシステムによる端末制御とあわせ、利用者制御も行えるような制御データの構築を実現するとのこと。さらに、ネットワーク構築時にiBAQS-FXのMAC収集モードと連携すると、ホワイトリスト制御情報(MACアドレス、端末名、利用者名など)の登録を行えるので、導入支援ソリューションとしても利用できるという。

 こちらは7月までのサービス提供を目指し、開発・検証が行われている。