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本当のインターネットとは? をテーマに「Interop Tokyo 2017」が6月7日~9日、幕張メッセで開催
「マストドン」生みの親、オイゲン・ロッコ氏も基調講演で緊急出演
2017年5月31日 13:22
最先端ネットワーク技術・製品の展示会/カンファレンス「Interop Tokyo 2017」が6月7日~9日、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催される。展示会の入場料は5000円だが、ウェブからの事前登録または招待券の持参により無料になる。
「Interop」は、ネットワークの「Interoperability(相互接続性)」を検証する場として開催されたのがその名称の由来。日本での開催は1994年に始まり、今年で24回目にあたる。これまで「その時々の最先端情報通信技術を議論・共有することで、国内の環境整備と普及に貢献することを目的としてきた」が、さらに今年は「この環境整備されたインターネットを果たしてどう使うべきなのか、その価値について改めて議論する機会としたい」との考えを加え、「THE REAL ~本当のインターネットとは?~」をテーマに設定したという。
インターネットを活用した放送・通信システムの展示会「Connected Media Tokyo 2017」、デジタルサイネージがテーマの「デジタルサイネージジャパン2017」、位置情報テクノロジー/ビジネスがテーマの「ロケーションビジネスジャパン2017」、アプリビジネスがテーマの「APPS JAPAN(アプリジャパン)2017」も同時開催。これら同時開催イベントを含め、約500社が出展。14万人の来場者を見込む。
初日6月7日の9時30分からは、トヨタ自動車株式会社常務役員の奥地弘章氏が「自動運転技術による新たなモビリティ社会の実現」と題して基調講演。また、InteropTokyo実行委員長の村井純氏(慶應義塾大学環境情報学部学部長・教授)や鈴木みゆき氏(シスコシステムズ合同会社代表執行役員社長)らによる「2020に向けてのICTの役割(仮)」、河合敬一氏(Niantic inc. Head of Product)による「リアルワールド・ゲームのインパクト - Pokemon GOとIngressから見るロケーションビジネス -」、福田淳氏(ソニー・デジタルエンタテインメント社長)による「VRが変える世界のいま」、谷脇康彦氏(総務省情報通信国際戦略局長)による「データ主導社会とIoT戦略」をはじめとした多様な分野の基調講演が予定されているほか、最終日の6月9日には、クラウド関連の基調講演をまとめた「TOKYO CLOUD CONGRESS」も設けられている。このほか、有料のカンファレンスも多数実施される。
さらに今回は、特別企画「『マストドン』ブリーフィング@Interop Tokyo 2017 幕張」の緊急開催も決定した。
4月より大きく注目されるようになった分散型SNS「マストドン(Mastodon)」について、その生みの親であるオイゲン・ロッコ氏が6月7日15時15分からの基調講演に登場。Skypeで遠隔出演し、「マストドンを作った理由」と題して開発意図や技術、ユーザーの現状とこれからを語る。このほか、8日・9日には、遠藤諭氏(株式会社角川アスキー総合研究所取締役主席研究員)、松尾公也氏(アイティメディア株式会社ITmediaチーフキュレーター)、井芹昌信氏(株式会社インプレスR&D代表取締役社長)らが登壇して、「ジャーナリスト座談会 ~マストドン現象と日本のネットの特殊性を考える~」「マストドンによる企業・組織・地域の価値拡大」と題した特設セミナーも実施する。