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KDDI、デバイス管理サービスでWebフィルタオプションを提供

 KDDI株式会社は24日、法人向けデバイス管理サービス「KDDI Smart Mobile Safety Manager」の有償オプションとして、Webフィルタリング機能「Webフィルター」をスマートデバイス向けに提供すると発表した。

 「Webフィルター」機能では、URLを指定してアクセス制限が可能なURLフィルタリング機能と、カテゴリを指定してアクセス制限が可能なカテゴリフィルタリング機能をあわせて提供する。

 このうちURLフィルタリングでは、ホワイトリスト、ブラックリストの利用が可能。一方のカテゴリフィルタリングでは、アルプスシステムインテグレーション株式会社(ALSI)が提供するURLデータベースの中から、特定のカテゴリに属するサイトへのアクセスを制限できる。

 なお、これらの機能は4G LTEケータイ向けに2016年11月30日から提供されているが、スマートデバイス向けには、ユーザー企業の管理者がカテゴリをカスタマイズする機能も提供されるとのこと。

 対象はAndroid 2.3.3以降、iOS 8.0以降のスマートフォンやタブレットで、価格は端末1台あたり月額200円。

 なお今回は同時に、既存ユーザーに対して、各機能を拡張・追加・改善するバージョンアップも実施する。

 例えばiOSでは、アプリケーション配信機能において、「AppStore」アプリケーションの最大登録件数を50件から300件まで拡張するほか、管理サイトから端末のアクティベーションロックの有効化・無効化および解除を行えるようになる。さらに、Appleが提供するiOS紛失モードへ対応している。

 Android 7.0向けには、ウイルス対策として、不正なアプリケーションがインストールされた場合に検知して削除をうながすエージェントアプリケーションを提供。一部の端末において、管理者がユーザーの端末設定可能範囲を制御できるSecure Shieldにも対応する。