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KDDI、スマートデバイスの運用管理を代行する「KDDI デバイスマネジメントパック」

 KDDI株式会社は29日、スマートフォンやタブレット端末といったスマートデバイスの運用管理を代行するサービス、「KDDI デバイスマネジメントパック」を7月31日より提供開始すると発表した。KDDIならびにKDDIまとめてオフィスグループで取り扱う。

 「KDDI デバイスマネジメントパック」は、スマートデバイスの導入時に必要な各種設定作業、導入後の運用管理を、一括してKDDIが支援するサービス。さまざまなスマートデバイスのセキュリティ対策や管理を強化した「KDDI Smart Mobile Safety Manager」のMDM(モバイルデバイス管理)機能により、セキュリティ設定やアプリケーション管理を実行できる。

 また、企業向けポータル「KDDI ビジネスオンラインサポート」から申し込んだauのスマートデバイスに対しては、KDDI Smart Mobile Safety Managerの利用設定や、デバイス機能制限などのセキュリティポリシーに関する設定を実施した後にユーザーへ届けるとのこと。

 セキュリティ面では、スマートデバイスの紛失や盗難時に、ロック設定・端末初期化を24時間365日遠隔操作で実行できる。加えて、au回線の場合は不正利用を防止するため通話停止を合わせて実行可能。ユーザーがオンラインでKDDIに直接連絡すれば即座に対応するため、管理者が不在の場合でも、指定したセキュリティポリシーに沿った運用を行えるという。スマートデバイスが発見された際は「ロック解除」と「通話停止解除」を実施。遠隔で実施した作業については、作業結果を管理者にメールで報告する。

 なお、スマートデバイスが故障した場合は、故障したスマートデバイスをKDDIへ送付し、修理後、初期設定を行って返送する。

 このほか、スマートデバイス操作、KDDI Smart Mobile Safety Managerの操作・機能、そのほかKDDIの法人サービスに関する問い合わせに対応し、セキュリティ操作代行、故障対応など、KDDIが代行した作業を月次レポートで提供。レポートは、KDDI ビジネスオンラインサポートのWebサイトからダウンロードできる。

 「KDDI デバイスマネジメントパック」の価格は、月額利用料が1台あたり490円。ただし、ベーシックパックとあわせて利用した場合は、同パックの月額利用料を1台あたり200円に割り引くとのこと。割引価格の適用台数は、ベーシックパック適用ID数を上限とする。

石井 一志