ニュース

GMOクラウド、SaaSポータルサイト「SaaStart」でメールセキュリティサービスを提供

 GMOクラウド株式会社は10日、SaaSポータルサイト「SaaStart byGMO」において、メールのウイルス/スパムチェックが可能なセキュリティサービス「ActSecureクラウドメールセキュリティ byGMO」の提供を開始した。

 「ActSecureクラウドメールセキュリティ byGMO」は、日本電気株式会社(以下、NEC)が提供するメールセキュリティサービスを、SaaStart向けに提供するもの。サーバー到着前にメールをチェックし、悪意のあるメールを遮断するとともに、誤送信防止により情報漏えいリスクを低減できる。

 メールの受信時には、メールの添付ファイルをチェックし、ウイルスが検出された場合は添付ファイルを除去したメールをユーザーのデバイスに届ける。送信時にウイルスを検出した場合には、メールそのものを削除し、メール削除通知をユーザーに返信する。

 スパムチェック機能では、受信したスパムメールの件名に[SPAM]という文字列を挿入したうえで迷惑メールフォルダに隔離するため、不用意に迷惑メールを開封してしまう心配がない。

 また、標的型攻撃対策として、サンドボックス上で受信メールの挙動を解析し、不審なメールを検知した場合はメールごと削除を行い、削除したメールに関する情報を通知する機能を提供する。本文中のURLの判定も行い、危険なURLへのアクセスをブロックする。

 誤送信防止機能としては、送信メールの添付ファイルを自動でパスワード付きZIPファイルとして暗号化することや、設定した条件に該当する送信メールのToやCcを自動でBccに変更することが可能。これにより、誤送信による情報漏えいのリスクを低減できる。

 導入時には、DNSのMXレコードを変更し、管理パネルからメールを利用するユーザーを登録するだけで簡単に利用を開始できる。新たな機器の購入や運用メンテナンスが必要なく、初期費用も不要なため、運用の手間やコストを抑えて利用できる。

 料金(税別)は10ユーザー単位で、ウイルス・スパムチェックのみ利用の場合は月額3000円、標的型攻撃対策または誤送信対策のいずれかを追加した場合は月額6000円、標的型攻撃対策・誤送信対策の両方を追加した場合は月額9000円。