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バラクーダ、メールセキュリティ製品にクラウドベースの添付ファイル分析など新機能を追加

 バラクーダネットワークスジャパン株式会社(以下、バラクーダ)は9日、メールの包括的なセキュリティソリューションを提供する「Barracuda Email Security Gateway(旧称:Barracuda Spam Firewall PLUS)」に、マルウェアや標的型攻撃など、既知/未知の脅威を安全に防御する新たなセキュリティ機能を実装したと発表した。

 新たなセキュリティ機能としては、ATP(Advanced Threat Protection)およびリンクプロテクション(Link Protection)を、クラウド環境のCPL(クラウドプロテクションレイヤ)機能の一部として、Barracuda Email Security Gatewayに実装した。

 ATPでは、受信メールの添付ファイルを分析し、新たな脅威を検出した際にブロックするかどうかを判定。クラウド環境で添付ファイルはスキャンされ、脅威が検出されない場合、問題のないメールとして受信サーバーに送信される。これにより、高度なマルウェアやゼロデイ攻撃、標的型攻撃、ランサムウェアなど、Barracuda Email Security Gatewayの従来のウイルススキャン機能では検出することが困難だった攻撃への対応が可能になる。

 リンクプロテクションは、自動的にメールの本文中に含まれるURLリンクを書き換え、URLをクリックした際にクラウド環境のサンドボックスでリクエストを検査し、不正なURLリンクをブロックする。また、フィッシングやタイポスクワッティング(実際に存在する安全なURLを巧妙に偽装して本物に見えるようにし、危険なURLにユーザーが意図せずアクセスしてしまうことを促す攻撃)を防ぐこともできる。

 ATPはBarracuda Email Security Gatewayのオプション機能として利用が可能で、価格は1ユーザーにつき年額1850円から。リンクプロテクションは追加コストなしで利用可能。