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富士通、国内データセンターからOracleのパブリッククラウドサービスを提供開始

富士通のクラウドサービスとOracle DBを連携した「K5 DB(Oracle)」も提供

 富士通株式会社と日本オラクル株式会社は20日、国内で初めて富士通のデータセンターにオラクルのパブリッククラウドサービス「Oracle Cloud」環境を設置し、「Oracle Cloud Platform」サービス群の販売を開始した。

 富士通とオラクルでは、2016年7月に発表した、日本企業および日本企業の海外拠点への高性能・高信頼な世界最高水準のクラウド提供に向けた戦略的提携に基づき、日本国内からパブリッククラウドサービスの販売を開始する。

 3月27日からは、Oracle Databaseをクラウドで提供する「Oracle Database Cloud Service」や、Oracle Databaseのバックアップ向けストレージおよびツールを提供する「Oracle Database Backup Service」、Oracle WebLogic Serverをクラウドで提供する「Oracle Java Cloud Service」などを、Oracle Cloud(PaaS・IaaS)として提供を開始している。

 このほか、Oracle Cloudとしては、Java SEおよびNodeランタイム専用のアプリケーションコンテナをクラウドで提供する「Oracle Application Container Cloud Service」、「SOA Suite」「B2B」「Service Bus 12c」などのSOA機能を提供する「Oracle SOA Suite Cloud Service」、オブジェクトストレージを提供する「Oracle Storage Cloud Service」、仮想コンピュート環境を提供する「Oracle Compute Cloud Service」の各サービスを提供している。

 さらに4月20日からは、富士通のクラウドサービス「FUJITSU Cloud Service K5(以下、K5)」のデータベースラインナップとして、Oracle Database Cloud Serviceと連携した「FUJITSU Cloud Service K5 DB powered by Oracle Cloud(以下、K5 DB(Oracle))」を加え、販売を開始した。価格(税別)は月額5万7000円から(Non-Metered[プリペイド型定額制]選択時の最低価格)。

 K5 DB(Oracle)は、Oracle Database Cloud Serviceをベースに、富士通のシステムインテグレーションのノウハウを組み込み、富士通ならではのデータベースサービスとして提供するもの。たとえば、データベースを導入、構築する際に必要となるセキュリティ設定や暗号化、運用監視なども、データベース作成時に自動的に設定される。これにより、ユーザーはクラウド固有の技術を新たに修得することなく、すぐにOracle Database Cloud Serviceが利用でき、富士通のワンストップサポートにより安心してサービスを利用できる。

 富士通では、SoR(従来型の業務システム)とSoE(ビジネスプロセス改革などのデジタル革新を実現するシステム)の両方に対応する「K5」と、オラクルのクラウドサービスを連携させ、K5 DB(Oracle)として提供することで、既存ICT資産のクラウド化を促進し、SoRへの対応強化を図るとしている。