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NTTデータ、ビジュアル分析ツール「Tableau」などで顧客を支援するコンピテンシーセンター設立

 株式会社NTTデータは14日、米Tableau Softwareのビジュアル分析ツール「Tableau」などを活用し、顧客の業務改革を支援する「NTTデータTableauコンピテンシーセンター」(以下、NTCC)を、5月1日付けで同社内に設置すると発表した。

 NTTデータは、これまでに培った業務・業種ごとのデータ活用の知見にもとづき、顧客のデータ活用レベルを引き上げるための業務改善コンサルティングと、その実現手段としてのソリューション導入、あるいは運用支援を、一貫したサービスとして提供してきた。

 また2014年からはTableauとパートナー契約を締結し、その高速処理ビジュアル分析および直感的なインターフェイスを、業務改善コンサルティングと組み合わせ、3年間で60社以上の顧客においてデータ活用を支援してきたという。

 今回NTTデータでは、こうした状況の中、同社グループのデータ分析・活用に関する知見を集約し、Tableauを用いた顧客の業務改革に対してさらなる支援を行える体制を確立すべく、NTCCを設立する。

 NTCCでは、従来整備してきた、過去のデータ分析ツール導入実績にもとづく業務・業界ごとの経営ダッシュボードや、分析レポートのテンプレートを拡充するとのこと。また、センサーなどの新たなデジタルデータを活用するほか、NTTデータの業務別コンサルティングの知見に基づき、最適なデータ活用を組み込んだ業務のあり方を提案するテンプレート群を構築・提供する。

 また、これまで提供してきた、現状業務にもとづく業務改善のコンサルティングソリューション導入/運用定着化の一連のサービスを、全面的に拡充・体系化。企画・構想・実行・定着化まで一気通貫の業務改革支援サービスを提供するとした。これにより、現状業務の改善のみにとどまらず、新たなデータ活用施策の着想から抜本的な変更を伴う新業務プロセスの定義、およびその運用定着化までを一層強力に支援する。

 NTTデータでは、データ活用による業務改革をさまざまな顧客に提案し、関連ビジネス全体の売上を、2020年までに累計50億円規模に拡大することを目指す。