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IIJグローバル、VodafoneのIoT向けグローバルSIMを販売 China Mobile網を利用した中国向けソリューションも

 株式会社IIJグローバルソリューションズ(以下、IIJグローバル)は6日、英Vodafoneと再販契約を締結したと発表した。これに伴い、同社のIoT向けグローバルSIMを6月1日より提供開始する。また、中国China Mobileの通信網を利用したソリューションも提供するとのこと。

 今回IIJグローバルが提供するのは、Vodafoneの通信網に対応した3種類の「Vodafone IoT SIM」。スタンダードSIMのほか、耐環境性に優れたロバストSIM、産業向け組込型SIMの計3種類をラインアップした。

 また、Vodafone IoT SIM専用の通信管理プラットフォームの利用環境も提供する。Vodafone IoT SIMでは、プラットフォーム上で固定プライベートIPアドレスが設定できるため、顧客のネットワークから、パケット通信を起動している任意のデバイスに向けて、IPによるプッシュ通知を送信可能。これにより、SMS通信だけでなくIP通信によるデバイス管理を行えるという。

 さらにIIJグローバルでは、顧客の要望に応じ、Vodafoneやその他のIoT向けデバイスの選定、調達も行うとのこと。

 一方で中国国内向けには、China Mobile網に対応した回線とIoTデバイスをセットにし、IIJグローバルの上海現地法人IIJ Global Solutions China Inc.を通じて提供する。

 IIJグローバルでは、これらのSIMを取り扱い製品に加えることで、海外でIoTサービスを展開したい企業のニーズに応えていく考え。加えて、IIJグループが米国、英国など世界7カ国で展開するクラウドサービスやSIと組み合わせることにより、回線や機器の調達からシステム基盤の構築・運用までを、ワンストップで提供できるとしている。