ニュース

ラドウェア、AWSとAzure向けにDDoS攻撃防御のフルマネージドサービスを提供

 日本ラドウェアは29日、パブリッククラウドサービスのAmazon Web Services(AWS)およびMicrosoft Azureに対して、一元管理が可能な統合型防御機能を備えたフルマネージドDDoS攻撃防御サービスを提供すると発表した。現在、AWSでホストされたアプリケーション向けのサービスが利用可能で、2017年第2四半期にはMicrosoft Azureにも対応する予定。

 新たなクラウドDDoS攻撃防御サービスでは、オンプレミスとパブリッククラウド環境を組み合わせてアプリケーションをホストする企業に、一貫性のあるセキュリティポリシーとシングルペインによる管理を実現する統合型DDoS攻撃防御環境を提供する。

 サービスは、緊急対策チームと問い合わせ窓口、統合型ウェブセキュリティポータル、レポートツール、オンプレミスとクラウドベース防御全体にわたるDDoS攻撃防御テクノロジーを備える。動的かつ高度なアプリケーション層DDoS攻撃やSSLベースのDDoS攻撃に対して先進的な防御が可能で、広範な攻撃に対応できる。これにより、企業は攻撃トラフィック分のコストを支払う必要がなくなるとしている。

 サービスは、常時接続とオンデマンドの2つのモデルで提供。常時接続型クラウドDDoS攻撃防御サービスでは、アプリケーションのトラフィックは常にラドウェアのクラウドスクラビングセンターを経由するため、リアルタイムに攻撃の検知と緩和が可能になる。オンデマンド型クラウドDDoS攻撃防御サービスには、アプリケーションのリモート監視、DDoS攻撃の自動検知、ユーザーへのプロアクティブアラート、攻撃検知時にクラウドスクラビングセンターへ自動転送を行うリアルタイム軽減などの機能が含まれる。