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アシスト提供のダブルブラウザ・ソリューション、利便性を向上させる「URL自動判別オプション」を追加

 株式会社アシストは6日、インターネット分離を実現する「ダブルブラウザ・ソリューション」において、URL自動判別オプションを提供開始すると発表した。

 「ダブルブラウザ・ソリューション」は、イスラエルのEricom Softwareが開発したクライアント仮想化製品「Ericom」を基盤とする標的型攻撃対策ソリューション。WebブラウザをEricomの専用サーバー上で仮想的に動作させ、その実行結果を社内ネットワーク内の端末側に転送・表示する仕組みのため、社内ネットワークとインターネット間の通信はファイアウォールで遮断されており、万一マルウェアの被害を受けても情報が漏えいしない仕組みを提供するという。

 このソリューションを利用するにあたり、従来は、業務デスクトップ上にイントラネット接続用のブラウザとインターネット接続用の仮想ブラウザのアイコンを配置し、ユーザー自身がつなげたいURLに応じて利用するブラウザを立ち上げて、URLをコピー&ペーストして利用していた。

 今回提供するURL自動判別オプションは、このような利用にあたっての手間を削減するもので、ユーザーがメールなどのアプリケーション内や、ブラウザ内のURLをクリックした際に、接続先に合わせて適切なブラウザが自動起動するようになる。

 価格(税別)は、1システム(ダブルブラウザ・ソリューションの導入環境と利用者のまとまり)あたり30万円。初年度から、ユーザー数に応じたメンテナンス料金(年間10万円から)も必要になる。

 現在はWindowsのブラウザに対応しており、Linuxについては2017年夏に対応予定。なお、利用にあたってはコネクションブローカー(Connectサーバ)が必須になるほか、Ericom Connectのバージョンは7.5.2以上に対応している。