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アビーム、「SAP Hybris」を採用したオムニチャネルソリューション「ABeam Digital QEP」
2017年3月3日 12:45
アビームコンサルティング株式会社(以下、アビーム)は3日、SAPのオムニチャネルプラットフォーム「SAP Hybris」と、アビームが保有する知見やテクノロジーを組み合わせたソリューション「ABeam Digital QEP」の提供を開始した。
「ABeam Digital QEP」は、SAP Hybrisが持つオムニチャネル実現に必要とされるプラットフォーム機能をベースとして、アビームの知見を活かし、カスタマーエクスペリエンスを最大化させるための、フロントチャネル(店舗、EC、モバイル)管理、デジタルマーケティング、課金、カスタマーサービスなどの機能から構成されるサービス。
アビームの業種・業務別クラウドサービス「ABeam Cloud」を通じたサービス提供により、短期間・低価格で各企業に必要なベストプラクティスの導入が可能。SAP S/4HANAなど基幹システムとの連携や、関連する業務改革/IT支援までもワンストップで提供することで、企業内バリューチェーンをシームレスにつなぐオムニチャネルの実現を支援する。
サービスでは、「E2e」「yCom」「yMkt」「yB」の4種類のソリューションを提供する。
「E2e」は、SAP Hybris Commerceをコアとして、アビームのEC関連業務における知見を元にしたビジネスシナリオを、エンドツーエンドで繋ぐフルセットのソリューション。店舗向けアプリやEC、モバイルで一貫したユーザーインターフェイス、顧客来店検知、バックエンド業務フローに加え、マスタ/各種データの多様なシステムとの連携手段を用意する。
「yCom」は、SAP Hybris CommerceとSAP S/4HANAを効果的に組み合わせ、新たにECビジネスをスタートしたい、オーダー業務を効率化しコスト削減を実現したいといったニーズを持つBtoB企業向けのソリューション。グローバルでのウェブ決済機能を持ち、あらかじめ定義された販売・物流業務プロセスをSAP S/4HANA上で活用することで、最短16週間での導入が可能。
「yMkt」は、SAP Hybris CommerceとSAP Hybris Marketingをコアとして、アナリティクスを活用して顧客ロイヤルティ戦略の立案・実行をサポートし、デジタルマーケティングを実現する短期導入ソリューション。
「yB」は、SAP Hybris Billingをコアとして、定期課金(サブスクリプション)や従量課金などさまざまな課金計算の実装と管理、統合された顧客・契約・請求管理、および債権回収の仕組みを実現するソリューション。
提供する内容により価格、期間は異なるが、yComの場合では、従来導入にかかっていた期間を約3分の2に短縮し、最短16週間、初期投資6000万円程度からの導入が可能。アビームでは、オムニチャネルを実現したいと考える企業や、新たにEC業務を始めたいと考える企業を中心に、2018年3月末までに約10件の導入を目指す。