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JSOL、あすか製薬向けに「SAP S/4HANA」最新版の導入支援を開始

 株式会社JSOLは20日、あすか製薬株式会社向けに、SAPジャパン株式会社が提供するSAP S/4HANAの最新版「SAP S/4HANA 1610」の導入支援プロジェクトを開始したと発表した。2017年1月よりプロジェクトを開始しており、2018年4月の稼働開始を目指す。製薬業界向けのSAP S/4HANA導入事例としては、日本で初めてのプロジェクトになるとしている。

 あすか製薬では、2016年4月に5カ年中期経営計画「ASKA PLAN 2020」を策定し、その実現に向けた重点テーマの1つである「コスト構造の見直し・生産性向上」の具体策として、ERPシステムの導入を掲げていた。将来の成長に向けた業務改革と基幹システムの整備を図るため、次世代ERPスイート「SAP S/4HANA」を採用し、導入企業としてJSOLが選定された。

 JSOLは、SAP ERP導入プロジェクトのノウハウを集約したテンプレート「J-Model」を整備し、より短期間、低コスト、高品質でのSAP ERPの導入を実現してきた。J-ModelはSAP S/4HANAにも対応しており、今回のあすか製薬のプロジェクトのメインベンダーとして選定された。

 JSOLでは、あすか製薬のプロジェクト完遂と、当該プロジェクトの所期の目標である「将来の成長に向けた業務改革達成の礎となる基幹システムの整備」の達成、製薬業界におけるSAP S/4HANAのユースケース拡大を通した業界への貢献などを図っていくとしている。