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ブレインパッド、大規模データ処理に対応した「Enterprise Data Warehouse on Azure」の提供を開始

 株式会社ブレインパッドは31日、ビッグデータ対応データウェアハウス(DWH)ソリューション「Enterprise Data Warehouse on Azure」の提供を開始した。

 ソリューションは、大規模データを高速に処理できる分析処理基盤を、低価格かつ短期間でクラウド上に構築できるサービス。「Microsoft Azure」および「Microsoft Azure HDInsight」を活用することで、並列分散処理による大量データの高速処理に加え、データ保護、セキュリティ、ユーザー管理など、エンタープライズシステムに必要な機能をフル活用できる。

 また、サービス提供にあたっては、ブレインパッドが環境構築から運用支援、データ加工・分析処理の改善といった業務改善までをトータルで支援する。

 ブレイパッドでは、クライアント企業の協力のもと、パフォーマンス検証を実施。Microsoft Azure HDInsightおよび「Apache Spark」「Scala」を活用し、他社製統計ソフトウェアで行っていたデータ加工・分析処理プログラムを、Microsoft Azureのクラウド上で並列分散処理できる環境を構築し、並列分散処理に最適化したデータ構造にするとともに、ノード間通信のボトルネックを最小化するためのデータのチューニングを行った。これにより、従来約1時間強の処理時間を要していたデータ加工・分析時間を約7分に短縮し、約10倍のパフォーマンスを得ることが可能になったという。

 今後、ブレインパッドは、この検証結果をもとに、データ加工・分析にかかる時間を大幅に削減したいと考えている企業に対して、データ処理時間の改善支援や、将来的なビッグデータ処理基盤のグランドデザイン設計、Microsoft Azureを活用した分析システムの導入などを行っていく。