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データハンドリングツール「RACCOON」最新版、重複除去機能などを追加

 株式会社データ・アプリケーション(以下、DAL)は26日、データハンドリングプラットフォーム「RACCOON(ラクーン)」の最新版となる「RACCOON 1.5」を発売した。

 RACCOONは、データ移行時に必要となる、データ変換を容易に実現するツール。異なるシステム間のデータ連携、システムマイグレーション、システムリプレース時などのデータ移行時に、フォーマット変換、文字コード変換、データ加工といったデータ変換を、簡単なGUI操作によりノンプログラミングで実現する。

 最新版では、複数のデータベースやファイルを統合する場合に、重複データを取り除く重複除去機能と構造変換機能(マージ機能)を新たに追加し、より精度の高いデータ生成を可能にした。また、文字列処理の内部実装を見直すことで、従来製品と比較して処理速度を30%程度短縮するなど、データ変換速度を向上させた。

 このほか、データの構造をテーブル上で編集することができる機能や、演算式をまとめて任意の新たな関数(スクリプト関数)として作成できる機能、該当する設定箇所のヘルプをダイレクトに表示するコンテキストヘルプ表示機能などを追加。新たな動作環境としてIBM DB2 V10.5をサポートし、開発クライアントのDeveloper StudioがWindows 10をサポートした。

 価格(税別)は従来バージョンと同じで、「Standard Edition」が300万円、「Developer Edition」が200万円。2017年3月末まではキャンペーン価格として、Standard Editionを200万円で販売する。期間を限定してソフトウェアが利用可能なタームライセンスは、Standard Editionが月額12万5000円(最低3カ月)。