日本ユニシス、オープン勘定系システム「BankVision」のWeb API公開サービス

　日本ユニシス株式会社は19日、オープン勘定系システム「BankVision」が持つ機能を、さまざまな業種のサービスとビジネス連携させることを可能とする「Web API公開サービス」の提供を開始した。

　Web API公開サービスは、BankVisionの機能をWeb API化して、システム外部からのリアルタイム呼び出しに対応するもの。勘定系システムのWeb API公開により、銀行は異業種との水平分業モデルを実現し、異業種との協業による新しいUX（顧客体験）の創造や、銀行だけではリーチできなかった顧客領域の開拓など、銀行のビジネスモデルを変革する起爆剤として期待できるとしている。

　日本ユニシスでは、Web APIの公開により、異業種が繋がりあうビジネスエコシステムでは、複数企業の強み、および技術などのシナジー効果によって、単独企業では成し得なかった新しい顧客価値の創造が可能になると説明。勘定系システムのWeb API公開サービスを通じて、金融機関のビジネスエコシステムへの参加とオープンイノベーションによる新しいビジネスモデルへの転換を支援するとしている。

　また、今回のWeb API公開サービスを拡張し、Open APIとしてインターネットにAPI公開可能とする検討にも着手。勘定系機能のインターネット公開により、広くFinTechや異業種サービスとのビジネス連携がインターネット上において可能となり、革新的な顧客サービスの実現が促進されるとしている。