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米Oracle、クラウドサービス群「Oracle Cloud Platform」を強化

 米Oracleは17日(米国時間)、クラウドサービス群「Oracle Cloud Platform」の機能強化を発表した。データベースをクラウド環境で利用できる「Oracle Database Cloud Service」ではベアメタルサーバーを提供するほか、IaaSの強化も行っている。

 「Oracle Database Cloud Service」は、Oracle Database環境をクラウド上に構築できるPaaS。仮想環境に加え、新たにベアメタルサーバーを提供することで、より広範なワークロードに対応でき、エンタープライズにおけるワークロードの開発・テスト、展開に利用できるとのこと。

 また、近ごろ近発表された「Oracle Database Exadata Express Cloud Service」は、開発者、ビジネスアナリスト、中規模の組織向けに低コストで提供されるマネージドサービスで、Exadata上にデプロイされたOracle Database Enterprise Editionを利用することができる。

 IaaS「Oracle IaaS」では、Webおよびエンタープライズのアプリケーションへの対応を強化。ベアメタル型、ブロックボリューム、オブジェクトストレージと同等の低レイテンシー、高性能を実現する「Virtual Cloud Network(VCN)」で稼働する1/2/4コアの仮想マシン(VM)を提供する。

 また新たなロードバランシングサービスに、100Mbps、400Mbps、8Gbpsの3つのプロビジョニングされた帯域を追加し、さまざまなアプリケーショントラフィック、高可用性、セキュリティのニーズに対応するとした。

 これら以外では、新たなブロックストレージ(2TB)の提供やオブジェクトストレージの保存データ暗号化なども行っている。