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カラオケルームをワークスペース化して提供、第一興商とNTT Comが実証実験

 株式会社第一興商とNTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、働き方改革・生産性向上に向けた取り組みの一環として、第一興商が展開するカラオケチェーン「ビッグエコー」のカラオケルームを、企業向けのワークスペースとしてトライアル提供する実証実験を行う。期間は2016年12月から2017年2月末までの予定。

 今回の実証実験では、首都圏21店舗のビッグエコーのカラオケルーム約100室に、NTT ComがWeb会議システムやインターネット無線LANなど、ビジネスに必要なICT環境を導入。企業向けにワークスペースとしてトライアル提供する。

 第一興商が展開する、ビッグエコーをはじめとしたカラオケルームの店舗数は国内最大で、主要駅近隣にも多く出店しているうえ、人数に応じた部屋の提供も可能。また、部屋の内部は防音で機密性に優れており、企業のワークスペースとして十分に活用できるという。

 なお両社では、今回の実証実験で得られたノウハウや技術的な課題をもとに、カラオケルームのビジネス利用拡大に向け、各種ICT環境の整備や事務用品の配備など、ワークスペースに必要なビジネス環境の構築について共同検討を進め、ワークスペースとしてのサービスメニュー化を目指すとしている。