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Arbor Networks、Arbor SPプラットフォームにビッグデータ分析機能「Arbor SP Insight」を追加

 米Arbor Networksは6日、ISPや大企業などを対象としたDDoS攻撃対策アプライアンス製品「Arbor Networks SPプラットフォーム(Arbor SP)」に、ソフトウェアベースの拡張機能「Arbor SP Insight」を新たにリリースした。

 Arbor Networksでは、Arbor SP Insightの提供により、ネットワークの可視化がさらに強化され、迅速かつ的確な情報に基づいたネットワーク運用、セキュリティおよび意思決定を実現できると説明。Arbor SP Insightにより、サービスプロバイダーやグローバルネットワーク運用者は、大量のトラフィックデータセット上で根本原因分析を迅速に実行して、ネットワークパフォーマンス障害を調査し、今後の問題解決までの所要時間を短縮できるとした。

 また、Arbor SP Insightの最新のユーザーインターフェイスは、既存のArbor SPのワークフローと密に統合され、事前の学習なしに即座に使える、統合されたユーザー体験を実現。これにより、ユーザーはデータを自在に探究でき、これまでにないスピードで、より直感的に結論を引き出せるようになるとしている。

 DDoS攻撃のフォレンジックス機能については、Arbor SP InsightのメモリとArbor SPのネットワークトポロジー、顧客およびトラフィックパターンのナレッジベースをマッチングすることで、脅威分析には不可欠なネットワークコンテキストを生成。これにより、ユーザーは対象のイベントと期間を保持しながら、制限のないフィルタリング、長期にわたるきめ細かなデータメンテナンス、詳細な過去に遡ってのドリルダウン、簡単にグラフから表形式の可視化へ展開できるピボットにより、生データおよび加工データの迅速な多次元の検索を行えるとしている。