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教員向け・生徒向けの両セグメントに1台で対応、不正接続対策アプライアンスの学校専用モデル

 日本シー・エー・ディー株式会社(日本CAD)とネットチャート株式会社は、日本CADの不正接続検知/排除システム「IntraGuardian(イントラガーディアン)」シリーズにおいて、学校向けの専用モデル「IntraGuardian for School」を7月1日より受注開始すると発表した。価格は19万8000円(税別)の予定。

IntraGuardian for School

 「IntraGuardianシリーズ」は、管理外のタブレットやスマートデバイス、私物ノートPCなどのいわゆる「持ち込み端末」が、無許可で社内ネットワークへ接続されるのを防止するアプライアンス。

 従来の製品では、複数セグメントへの導入が必要な場合、複数台導入するか、VLANモデルの「IntraGuardian2+EX」を導入する必要があったが、今回の新モデルでは、教育機関向けに機能を拡張し、同時に2つのネットワークセグメントをサポートした。

 これにより、例えばセキュリティ上の都合により、教職員用ネットワークと、授業で使用する生徒向けネットワークが物理的に分かれている場合でも、1台で双方のネットワークをカバーできるため、導入コストを大幅に抑えられるとのこと。

 また、教職員用ネットワークから生徒用ネットワークに向けた一方通行のファイアウォール機能を実装しているので、高価なファイアウォールやL3スイッチを別途実装しなくとも、教員が教職員用ネットワークに接続したPCで作成した教育用コンテンツを、生徒用ネットワークのサーバーにアップロードする、といったことが簡単に行えるようになっている。

 さらに、管理画面も学校向けとして専用に開発されており、ネットワークの専門知識がない教育機関のユーザーでも、容易に設定を行えるとしている。

 登録可能台数は1セグメントあたり最大4万台。

石井 一志