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ラック、パロアルトのクラウド向け次世代FW製品のマネージドセキュリティサービス

 株式会社ラックは2日、マネージドセキュリティサービス(MSS)のラインアップに、パロアルトネットワークス株式会社のクラウド環境向けの次世代ファイアウォール製品「VM-Series for Amazon Web Services(AWS)」の監視運用サービスを追加すると発表した。

 ラックでは、自社で運営する大規模セキュリティ監視センター「Japan Security Operation Center(JSOC)」を利用してさまざまなMSSを提供しており、パロアルト製品についても、同社の主力製品である次世代ファイアウォールのハードウェアアプライアンスに向け、セキュリティ監視運用サービスを提供してきた。

 今回はさらに、クラウド利用の進展を受け、AWSのクラウド環境においてセキュリティ保護を実現するVM-Series for AWS向けのサービスを提供する。

 具体的には、監視対象となるVM-Series for AWSの動作を24時間継続的に監視し、障害発生時は一次切り分けを実施する。また、コンフィグバックアップ、セキュリティコンテンツのアップデートなどにより、製品を適切な状態で利用できるような支援を行うとした。

 あわせて、ユーザー環境に設置されているVM-Series for AWSのログを、セキュリティアナリストが24時間365日体制でリアルタイムに分析。検知されたアラートについては、誤検知の可否を確認した上で、「JSOC」独自の定義に従った4段階の重要度に判別して通知を行う。なお、緊急性が高いと認められた場合、15分以内に指定された連絡先へアラートを送るとのこと。

 また、ユーザーが直面しているセキュリティ上の脅威、受けている攻撃、その対策方法など、さまざまな情報が掲載された専用Webポータルを提供。月次ではセキュリティ監視サービス報告書を提出する。

 ラックによれば、国内においては、VM-Series for AWSを利用する企業に対して、きめ細かな警告情報の分析や、24時間365日のセキュリティ監視運用サービスは提供されていなかったという。しかし、今回の新サービスを利用することにより、クラウド環境をより安全に活用できるとのことだ。