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IIJと日本テレビ、動画配信プラットフォーム事業を行う合弁会社「JOCDN」を設立

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)と日本テレビ放送網株式会社(以下、日本テレビ)は、国内向け動画配信に特化した配信プラットフォームを提供する合弁会社「JOCDN株式会社」を、12月1日付で設立した。

 新会社のJOCDNは、IIJが持つ大規模配信に関する技術力を中心に、日本テレビの動画配信サービスを融合。高品質で安定した動画配信を実現するCDN(Content Delivery Network)サービスを、放送事業者および動画配信事業者向けに提供する。また、今後、民放各局に、出資を含めたJOCDNへの参加を呼び掛けていく。

 IIJと日本テレビでは、スマートデバイスの普及と通信インフラの高速化に伴い、国内の動画配信市場は急速に広がりつつあり、事業者の参入が相次いでおり、今後ますますの市場拡大が見込まれると説明。国内最大級のバックボーンネットワークと多くの配信実績をもつIIJと、動画配信サービス「Hulu」を運営する日本テレビの合弁会社によって、CDNサービスの提供および将来の放送・通信インフラを支える新たな技術開発により、日本の動画配信市場を築いていくとしている。

 合弁会社の資本金は9900万円、出資割合はIIJ、日本テレビが50%ずつ。代表取締役会長にはIIJ会長の鈴木幸一氏、代表取締役社長には日本テレビ社長室出向局次長の篠崎俊一氏が就任する。