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マクニカ、工場内機器の予知保全を支援するIoTサービス

 株式会社マクニカは17日、技術ソリューション「Mpression(エムプレッション)」において、工場内機器の状態把握、故障の予知により部品交換や修理を行うための予知保全サービスを提供すると発表した。

 このサービスは、IoTセンシング端末を活用した工場内機器の予知保全を支援するもの。IoTを実現する上で必要なシステムは、IoTセンシング端末、無線ゲートウェイ、クラウドネットワーク、IoTプラットフォーム(データの見える化、利活用)の4種類があるが、このサービスではこれらをトータルに支援するという。

 具体的には、ユーザー企業が保全したい機器に合わせ、データ分析用のセンシングデータを取得するために必要となるセンシング端末の選択や、工場内での電波環境の確認と最適な無線方式の検討、これらの組み合せによる実証実験の実施と、実験によるデータの取得・分析などをサポートする。

 このうち、クラウドを活用したデータの見える化と利活用については、パートナーのクラウド環境をつなぎこみ、実証実験の段階でユーザー企業が実現したい仕様での見える化、利活用の構築支援を行うとした。

 実証実験後にカスタムのセンシング端末が必要となった場合は、サンプリングレートや電池の持ちなどの仕様に合わせ、カスタムのセンシング端末の開発・製造を行うとのこと。