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アイ・オー、「Windows 10 IoT Enterprise」を搭載する特定用途向けアプライアンス

APX-Z2WFIシリーズ

 株式会社アイ・オー・データ機器は9日、産業用デバイス向けOSの「Windows 10 IoT Enterprise」を搭載し、特定用途のデータ蓄積などに利用できるアプライアンスBOX「APX-Z2WFIシリーズ」を発表した。

 NAS製品と同様の形状だが、Windows 10 IoT Enterpriseを搭載することで、ログの収集や監視カメラ映像の蓄積など、特定用途の業務アプリをインストールして使用できるアプライアンス製品。汎用的なサーバーと比較して、導入コストを抑えられるため、ビジネスをスモールスタートしたい場合に便利としている。

 ハードディスクは、OS領域とデータ領域に分かれて管理されており、データ領域にアプリケーションをインストールして自由に運用・再販が可能。2台のハードディスクを搭載し、RAID 0(ストライピング)またはRAID 1(ミラーリング)の構成が可能だが、OS領域についてはデータ領域の設定にかかわらずRAID 1で構成される。

 製品ラインアップは、ハードディスク容量により2TB、4TB、8TB、16TBの4モデル。価格はいずれもオープン。2TBモデルは11月下旬出荷予定、その他のモデルは受注生産となる。