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ソフトブレーン、IBM WatsonのAI技術を活用したPepper向け案内アプリ

 ソフトブレーン株式会社は8日、ソフトバンクロボティクスの人型ロボット「Pepper」向けの案内アプリ「eレセプションマネージャー for Guide」を、同日より提供開始すると発表した。IBMのコグニティブコンピューティング技術「IBM Watson 日本語版」を利用し、来訪者との自然な会話で人間に近い応対が可能という。

 Watsonを活用した「eレセプションマネージャー for Guide」は、コグニティブコンピューティング技術により、来訪者とPepperの自然な会話のキャッチボールが可能になるPepper向けアプリ。

 具体的には、来訪者がPepperに「どこに行きたい」「誰に会いたい」などの用件を伝えると、IBM WatsonのAPI「NLC(Natural Language Classifier:自然言語分類)」で用件を認識し、電話で適切な担当者を呼び出す、Pepperの音声とタブレットで場所を案内する、といった自然なコミュニケーションを実現するという。

 例えば、お店などで来訪者が「トイレはどこですか」と聞けば、場所をタブレット画面で案内したり、レストランで「子供が○○アレルギーなの」といえば、ノンアレルゲンメニューを表示したり、といったシーンが想定されている。

 「eレセプションマネージャー for Guide」の価格(税別)は月額6万5000円で、Pepper2台目以降は1台あたり月額3万5000円となる。また別途、Pepperのレンタル料金(1台あたり月額5万5000円)が必要。

 なお、受付アプリ「eレセプションマネージャー」のオプションとして利用することもでき、その場合は1台あたり月額2万円となる。