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テクマトリックス、ファイルの自動無害化を可能とする自治体向けソリューション「Votiro Auto Agent for FileZen」

 テクマトリックス株式会社は、自治体向けのセキュリティ対策として、外部から入手したファイルを自動的に無害化し、総合行政ネットワーク(LGWAN)側へのファイルの受け渡しを可能とする「Votiro Auto Agent for FileZen」を12月から販売する。

 国内公共機関での大規模な情報漏えい事案を発端として、総務省では自治体に対して、自治体情報システム強靭性向上モデルを提唱。その対策のひとつとして、LGWAN接続系ネットワークとインターネット接続系ネットワークの通信経路を分離し、システム間で通信する場合には、ウイルスの感染のない無害化通信を図ることが提唱されている。

Votiro Auto Agent for FileZen

 「Votiro Auto Agent for FileZen」は、インターネット接続系ネットワークとLGWAN接続系ネットワーク間の安全なファイルの受け渡しや上長承認などを実現する、ソリトンシステムズのファイル転送システム「FileZen」と、Votiroのファイル無害化ツール「Secure Data Sanitization(VOTIRO SDS)」の自動化連携を可能とする。

 利用者が転送したいファイルをFileZenにアップロードすると、FileZenがVOTIRO SDSにファイルを自動登録する。VOTIRO SDSでファイルの無害化処理を実行し、完了後にFileZenにファイルを引き渡す。ユーザーには無害化処理の完了通知が届き、LGWAN接続系の端末からファイルのダウンロードが可能となる。

 価格は、ソフトウェア製品が40万円、保守が年額6万円(VOTIRO SDS 1コア用の場合)。テクマトリックスでは、2017年3月末までに50団体以上への導入を見込む。