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IDCフロンティア、ディープラーニング向けプラットフォームサービスを拡充
時間課金のクラウド型からベアメタルサーバー、冷却性能の高い専用ラックまで
2016年10月31日 12:36
株式会社IDCフロンティアは31日、ディープラーニング向けに特化したサービスラインアップを順次拡充すると発表した。GPUサーバーを時間課金で提供するサービスから、ベアメタルサーバー、スーパーコンピュータ並みの計算能力を持つシステムまで、フルラインアップで提供するという。
また今回は第1弾として、「NVIDIA Tesla GPUアクセラレータ M40」を搭載した仮想マシン「IDCFクラウド GPU BOOSTタイプ」を、IDCFクラウドの最上位タイプとして11月25日より提供する。
IDCFクラウドGPU BOOSTタイプは、NVIDIAのGPUアクセラレータを搭載したサーバーを提供。利用者がハードウェアのリソースを専有できるクラウド型のサービスで、PCIeインターフェイスに装着されたGPUアクセラレータは、仮想化ソフトウェアからも利用できるパススルー方式となっており、クラウド型の仮想マシンでもGPUの高速な処理を行える。
処理性能は、Tesla M40で約7テラフロップス。価格は1時間あたり400円で、19万8000円の月額上限料金が設定されている。なお、NVIDIAの最新世代「NVIDIA Tesla GPUアクセラレータ P100」の搭載サービスは、2017年2月からの提供を予定するとのこと。
一方で、GPUアクセラレータを1~8台搭載したベアメタルサーバーは2017年4月に、複数台のGPUベアメタルサーバーをプライベートネットワークと専用のラックで構築して提供するプライベートシステムは2017年6月に、それぞれ提供開始する予定。
さらには、ユーザーが保有する保有のGPUサーバーを構築可能な、40kVAの電力供給と高い冷却能力を有する専用ラックも2017年6月に提供開始する予定という。
なお今後は、大量のGPUサーバーをクラスタ化して1つの大規模なコンピューティングリソースとし、必要なときに必要な規模のGPUリソースを利用できるクラウド型GPUコンピューティングの提供に向けて開発を進めるとした。