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データアーティストとIDCフロンティア、AIによる動画コンテンツの自動編集時間をGPUサーバーにより93%短縮

 データアーティスト株式会社と株式会社IDCフロンティア(以下、IDCF)は11日、GPU搭載のクラウドサーバーを用いて、AIによる動画コンテンツの自動編集の高速化を行い、処理時間の93%短縮に成功したと発表した。

 人工知能開発事業などを手掛けるデータアーティストでは、ディープラーニングを用いたクリエイティブの自動生成をすでに実現しているが、従来のCPUを搭載したサーバーでは動画の自動編集に多くのコンピューティングリソースと時間が必要で、その処理速度とコストが課題となっていた。

 今回の取り組みでは、IDCFのディープラーニング向けコンポーネントである、NVIDIA Tesla M40を搭載したクラウドサーバー「IDCFクラウド GPU BOOSTタイプ」を用いて、高速化の実証実験を実施。CPUのみのクラウドサーバー20台の場合と比較して、処理時間は33時間32分から2時間26分に93%短縮され、ディープラーニングを用いた処理を安価に行うことが可能になったという。

 データアーティストとIDCFは、AI/ディープラーニング領域における業務・資本提携として、高精度なターゲティングとコンテンツの自動生成を行うマーケティングプラットフォームの提供およびその高度化を進めており、今後も両社で提供に向けて開発を進めていくとしている。