キングソフト、使い勝手やセキュリティを強化したビジネスチャット・社内SNSツール「WowTalk」新版

　キングソフト株式会社は4日、ビジネスチャット・社内SNS「WowTalk（ワウトーク）」の新版「同 バージョン7.6」を公開したと発表した。同時に、PC版クライアントソフトも提供する。

　WowTalkは、社内の登録メンバーと1対1あるいは複数人のグループでチャット形式で会話できる「トーク」や、トークルームを自由に作成して、プロジェクトやチームの意思決定を加速させる「共有（タイムライン）」、社員リスト管理、無料通話といった機能を備えるビジネスチャット・社内SNSサービス。

　今回の新版では、グループのトークへ途中追加されたメンバーも、過去のトーク履歴を閲覧可能になった。新規メンバーが過去のグループトーク履歴（会話内容）を閲覧できるため、新規メンバーも過去のやり取りを把握してから情報の漏れなく仕事を引き継げるようになるという。

　また、所属部門の組織図とメンバー（社員）のみ表示可能とする「メンバー（旧名称：社員リスト）」機能のパーテーション設定に対応。メンバーの表示を本人の所属部門のみとするか、全社員表示可能とするかを管理者が管理画面より設定できるようにした。

　さらにパーテーション設定をオンにすることで、メンバーリストだけではなく、トークやタイムラインの連絡・共有可能範囲もパーテーション内に限定でき、パーテーションを超えた連絡・共有が不可になるので、細かい部署単位でのセキュリティやプライバシーを担保した連絡・共有体制を築けるとしている。

　管理画面では、トーク履歴の検索インターフェイスがリニューアルされ、過去の投稿を日時で指定して検索できるようにした。加えて、これまでのログイン中確認表示に加え、ユーザーのプロフィールに自分自身でオリジナルのステータスメッセージを手動で入力・表示できるようにしている。

　このほか、PCクライアントツールを新たに提供する。従来はWebブラウザから利用するWebアプリケーションとして提供されていたが、これにより、ブラウザを開いていなくてもPCでWowTalkを利用できるようになる。