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コンカー、経費精算「Concur Expense」とネットワーク型カードリーダーの連携ソリューション

 株式会社コンカーは4日、クラウド型の経費精算ソリューション「Concur Expense」とネットワーク型ICカードリーダーの連携ソリューションの提供を正式に開始した。

 新たに提供するソリューションは、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードに格納されている情報をConcur Expenseと連携させ、利用区間と運賃入力を自動化するもの。

 従来、コンカーの利用者は、PCに内蔵されたUSB端子とICカードリーダー端末を個別に接続し、個人ごとに経費情報をConcur Expenseに取り込む作業が必要だった。また、Androidでも同様の機能が提供されていたが、無線LANでの接続が必要なため、企業や業界によってはセキュリティ要件を満たさないケースも存在していた。

ネットワーク型ICカードリーダー端末

 今回、正式リリースされたネットワーク型ICカードリーダーは、社内LANと直接接続することで高度なセキュリティ要件に対応可能。端末を各部門やチーム単位で共用でき、個別に端末を保有する必要がなくなり、ICカードリーダー自体を集約することもできる。

 ネットワーク型ICカードリーダー端末は、株式会社スマート・ソリューション・テクノロジーの「ピットタッチ・プロ2」を利用。社内LANにおいて有線/無線接続が可能となる。提供形態はスマート・ソリューション・テクノロジーより提供。提供価格は応相談。