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SCSK、「KDDI Wide Area Virtual Switch 2」を利用したクラウドネットワークサービス「USiZE Connect SD-WAN」

 SCSK株式会社は3日、KDDI株式会社のネットワークサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch 2」を利用し、クラウドサービス「USiZE」などSCSKのデータセンター「netXDC」で提供する各種サービスと、顧客拠点を接続するサービス「USiZE Connect SD-WAN」の提供を開始した。

 クラウドと同様に「必要なときに必要なだけ使う」をコンセプトとした広域ネットワークサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch 2」と、「USiZE」のネットワーク仮想化基盤をシームレスに連携させることで、「USiZE」をはじめとした各種サービスに接続するアクセス回線帯域の拡張と、論理回線ごとの帯域制御をオンデマンドで提供する。

 これまで、帯域変更を実施する場合は、その都度利用サービスメニューの変更手続きと、WAN内設備の設定変更作業が必要であったため、3週間程度の期間を要していた。新サービスでは、これらの手続きや設定変更作業に要する時間を3営業日に短縮することが可能で、課金も1日単位で変更される。これにより、月締会計処理や、パッチ適用のように毎月発生するイベントにあわせた帯域制御が可能になるため、回線帯域の利用効率が向上し、通信コストを削減できるとしている。

 サービスメニューと料金は、0.5Mbps確保が月額3万円、1Mbps確保が月額3万6000円、10Mbps確保が月額5万6000円、50Mbps確保が月額7万8000円、100Mbps確保が月額11万2000円、バースト(1Mbps確保100Mbpsまで)が月額5万円。SCSKでは、3年後に100社のユーザーへの提供を目標とする。