ALSI、電子帳簿保存法対応のERPフロントソリューション「ECOAS経費・旅費精算」

　アルプスシステムインテグレーション株式会社（以下、ALSI）は28日、業務最適型文書管理ソリューション「QuickBinder for iAP」を提供するイアス株式会社と協業し、2016年の税制改正による電子帳簿保存法に対応したERPフロントソリューション「ECOAS経費・旅費精算」の提供を開始した。

　2016年税制改正による電子帳簿保存法では、対象書類について金額上限が撤廃され、デジタルカメラやスマートフォンなどで撮影した画像も認められるようになるなど、書類のスキャナー保存の要件緩和が行われている。

「ECOAS経費・旅費精算」と文書管理システムの連携イメージ

　ALSIではイアスと提携し、2016年の税制改正による電子帳簿保存法に対応したソリューションとしてECOAS経費・旅費精算を提供。スマートフォンや複合機で電子化した領収書へのタイムスタンプ付与が可能とし、イアスの文書管理システムとの連携により、煩雑な領収書管理の電子化を実現する。

　ECOAS経費・旅費精算の申請から承認までの流れは、申請者が文書管理システムに領収書画像を送付し、文書管理システム、タイムスタンプソリューションがタイムスタンプを付与、文書を登録する。上長はタイムスタンプが押された領収書を確認後、承認（不備がある場合は差し戻し）し、上長の承認を受けた領収書のみ、経理部門が承認する。

　こうした一連の流れをワークフローシステム上でスムーズに行うことができるため、エビデンスの記録・保存、内部不正の防止など、コンプライアンス上の課題も解決できるとしている。