NECソリューションイノベータ、「スタンダードクラウドサービス for AWS」に損害保険とプリペイド支払いを追加

　NECソリューションイノベータ株式会社は、Amazon Web Services（AWS）を活用したソリューションメニュー「スタンダードクラウドサービス for AWS」について、損害保険とプリペイド支払い機能を10月より提供開始する。

　「スタンダードクラウドサービス for AWS」は、通常はクレジットカード決済となるAWSの料金を、口座決済による請求書払いで利用できるサービス。AWSの提供価格と同額での提供で、AWSとの直接契約は不要。また、AWSと個別に契約した場合には有償となるサポートと同等レベルのサポートを、NECソリューションイノベータが無償で提供する。

　新たに提供する「AWSユーザー向け専用保険」は、東京海上日動火災保険株式会社（以下、東京海上日動）との連携により、AWSの障害によってAWSを利用しているシステムやサービスに障害が発生し、データが消失するなどの損害をサービス利用者に与えた場合、AWSユーザーにかかる損害賠償金や、負担が必要となる各種費用を補償する。

　AWSの責任共有モデルに基づき、 AWSがコントロールする領域（設備、ハードウェアの物理セキュリティ、ネットワークインフラストラクチャー、仮想化インフラストラクチャーなど）においてサービスインシデントが発生した際、損害に対して、第三者への損害賠償金や弁護士費用を補償する。

　損害発生時には、東京海上日動がネットワークを有する実績のある専門事業者20社から、そのニーズに見合うサービスの提供が可能な業者を選定し紹介する。

　また、プリペイドチケットによる利用料金の支払いにも新たに対応。従量課金制のAWSの利用料金を、事前に購入したバーチャルプリペイドチケットから精算することで、月々の支払処理の負荷を軽減する。銀行振込の回数を減らすことで、手間だけでなく振込手数料も減らすことができる。

　プリペイドチケットは、1000円～10万円までの間（1000円単位）で、任意の価格で購入可能。残金が指定額以下になったタイミングで、前回と同額のプリペイドチケットを自動的に購入するオートチャージ機能も利用できる。

　サービスはAWSの提供価格と同額で提供するため、機能追加による価格変更はない。NECソリューションイノベータでは、サービス提供開始後3年で、2000アカウント、年間20億円の売上を目指す。