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Box、デベロッパー向けの新たな開発ツールを発表

 米Boxは8日(現地時間)、サンフランシスコで開催した「BoxWorks 2016」で、Boxのデベロッパーエコシステムをサポートする新たなデベロッパー向けツールを発表した。

 Box Developer Consoleについては、ユーザーエクスペリエンスと機能を刷新。新しいユーザーインターフェース(UI)、アプリケーション設定用のガイド付き説明、簡単なサポートへのアクセス、文書化、通知などの新機能を追加した。

 また、Web UI Kitとして、Boxのウェブおよびモバイルアプリケーションから生じるカスタマイズ可能なUI要素で、デベロッパーがモジュール方式でUIをアプリケーション内に構築できるようにする、新たなUIキットを提供する。キットには、ファイルピッカーやコンテンツナビゲーター、ファイルアップロードなどの機能が含まれ、年内に提供の予定。オープンソースであり、あらゆるカスタマイズが可能になるとしている。

 また、BoxではAmazon Web Services(AWS)と協力し、「Box Platform」とAWSを用いてエンタープライズ向けアプリを構築する次世代の開発企業を育成するインキュベータープログラム「Box Platform Incubator」の立ち上げを発表した。Boxの無料のサービスや、AWSサービスを選択する際に使用できるAWSの利用クレジットを無料で提供するほか、Box主導のマーケティング機会や、BoxとAWSからメンターシップを提供する。プログラムの応募受付は10月1日開始予定。