ニュース

日本ヒューレット・パッカード、オンプレミス従量課金型サービスがAzureとの一元化に対応

ハイブリッドIT環境を従量課金型で提供可能に

 日本ヒューレット・パッカード株式会社は12日、ハイブリッドIT環境で従量課金を提供するサービス「HPEフレキシブルキャパシティwith Microsoft Azure」を販売開始すると発表した。「HPEフレキシブルキャパシティ」をベースに、クラウド環境も含めて包括的に提供する。

 HPEフレキシブルキャパシティは、オンプレミス環境におけるITリソースを従量課金で利用できるようにするサービス。長い購買プロセスや過剰な初期投資なしに、必要な時にITリソースを調達可能なため、クラウドの俊敏性とコストメリットをオンプレミス環境でも享受できるという。

 今回発表された「HPEフレキシブルキャパシティwith Microsoft Azure」では、これをさらに進め、オンプレミスでの従量課金と、Microsoft Azureによるパブリッククラウドサービスを一元化し、日本ヒューレット・パッカードが一元的に提供する。

 具体的には、オンプレミスに設置したハードウェア製品(サーバー・ストレージ・ネットワーク)、ソフトウェア(OS・仮想化ソフトウェア)、およびMicrosoft Azureクラウドサービスを含めて、契約と請求を一本化。さらに、ユーザー企業のデータセンターに設置したITリソース(キャパシティ)使用量と、Microsoft Azureサービス使用量をメータリングし、ひとつの利用量モニタリングポータルで可視化できるようにする。

 サポート面でも、HPEフレキシブルキャパシティの基本保守サービスである「HPEデータセンターケア」をベースに、Microsoft Azureに対する保守サポートも一元化した窓口で対応することにより、IT環境全体を包括的に支援できるとした。