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エンカレッジ・テクノロジ、自治体向けのファイル無害化ソリューション「ESS FileGate」

 エンカレッジ・テクノロジ株式会社は、地方自治体向けのファイル無害化ソリューション「ESS FileGate」を11月末より販売開始すると発表した。

 「ESS FileGate」は、インターネット接続環境からメールやインターネットを経由して取得したファイルを、LGWAN内のシステムへ持ち込むために、マルウェアなどに感染していない“無害化”状態へ変換するためのソリューション。文書の内容を二重で画像化処理する方法により無害化処理を行うため、マルウェアに感染したファイルであっても確実に無害化できる点が特徴という。

 画像化にあたっては文書の印刷機能を使用する仕組みで、Word、ExcelなどのOffice文書はもちろん、CADソフトで作成された設計図面、画像編集ソフトウェアで作成されたイラスト図版など、印刷が可能な文書であればファイル形式を問わず無害化できる。

 また、Windowsクライアント端末だけでなく、仮想デスクトップ環境(VDI)上からの無害化処理にも対応。インターネット接続環境とLGWAN環境のゲートウェイとして設置する方式により、USBメモリなどの可搬媒体を使用する必要もないとした。

 加えて、ファイル持ち込みの際に上長承認のプロセスを徹底するワークフロー機能も搭載。さらに、文書の無害化によるLGWANへの持ち込みだけでなく、LGWAN側からインターネット接続側へのファイルの持ち出しについても対応する。

 価格は、対象自治体の人口に応じて異なり、例えば人口3万人未満の自治体の場合は月額4万円となる。なお、1年間の最小契約期間が設定されている。