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SCSK、IoTデータの収集・分析プラットフォーム「Red Hat JBoss BRMS on Azure」を提供開始

 SCSK株式会社は、レッドハット株式会社および日本マイクロソフト株式会社との戦略的な提携の一環として、マイクロソフトの「Microsoft Azure」上で、レッドハットのビジネスルールマネージメントシステム(以下、BRMS)「Red Hat JBoss BRMS」を利用し、IoT関連のデータの収集・分析を行うためのサービス「Red Hat JBoss BRMS on Azure」を9月1日から提供する。

 Microsoft Azureに蓄積したIoT関連のデータを、ルールエンジンを用いて活用できるようなデータに加工するための仕組みとして、Red Hat JBoss BRMSをMicrosoft Azure上で利用するためのソフトウェアサブスクリプションおよびサポートと、環境構築サービスを提供。データ利活用のためのコンサルティングサービスも提供する。

 SCSKでは、IoTの活用に向けて、センサーからデータを抽出して収集するIoT機器やサービスが増えているが、蓄積したデータ量は膨大なものとなり、多くの企業がそのデータの管理や加工に多くの課題を抱えていると説明。今回、提供を開始するサービスにより、事業者は自社が既に利用しているIoTプラットフォームと、Red Hat JBoss BRMS、Microsoft Azureを連携させることで、ビジネスに利活用可能なデータの「フィルタリング」「蓄積」「分析」「見える化」を実現する、IoTクラウドプラットフォームを構築できるとしている。

 サービスの提供価格(税別)は、「Red Hat JBoss BRMS on Azure 16Core」(初年度利用料、サポート、構築サービス)が500万円。データ利活用のコンサルティングサービスが300万円から。SCSKでは今後3年間で30社への提供を目指す。