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「さくらのIoT Platform」とディープラーニングの「ABEJA Platform」が今冬にもAPI連携

機能連携のイメージ

 さくらインターネット株式会社と株式会社ABEJAは26日、業務提携の一環として、両社のIoTおよびディープラーニング関連プラットフォームのAPI連携を実施すると発表した。2016年冬をメドに連携機能の提供を開始する予定。

 API連携を実施するのは「さくらのIoT Platform」と「ABEJA Platform」の2つ。このうち「さくらのIoT Platform」は現在アルファ版で、2016年内の正式サービス化を予定している。通信デバイス、閉域網、クラウドなどを垂直統合型で提供するのが特徴。

 一方の「ABEJA Platform」は、ビッグデータをAIで解析・分析するためのプラットフォーム。国内の小売・流通業界を中心に100店舗以上の導入実績があり、店舗運営の改善に役立てられているという。

 今回の機能連携により、インターネットを介さずに「さくらのIoT Platform」と「ABEJA Platform」をダイレクトにAPI連携させることが可能となる。

 また、ABEJAは今後「ABEJA Platform」の新規顧客に対し、通信モジュールや閉域網も含めたセキュアな通信環境を一括提供できるようになるとしている。将来的には、解析結果の習得だけでなく、そのデータをもとにした自動機器制御への応用も視野に入っているという。