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ネットワールド、Mellanoxとディストリビュータ契約を締結

 株式会社ネットワールドは2日、米Mellanox Technologies(以下、Mellanox)とソリューション・ディストリビュータ契約を締結したと発表した。

 Mellanoxのソリューション・ディストリビュータは、同社が販売経路の強化・拡充のために新設したパートナープログラムで、今回のネットワールドとの契約が世界初。ネットワールドはMellanox製品を単体で販売する以外に、ネットワールドが提供する各種ソリューションにMellanoxの製品をバンドルして販売する予定となっている。

 Mellanox BusinessDevelopment担当 シニアバイスプレジデント Amir Prescher氏は、「ハイパフォーマンスコンピュータの分野からビジネスをスタートしたMellanoxは、データを効果的に活用することをビジネスの目的ととらえている。現在、データを転送するための時間あたりのコストを下げたいという要求が多く、10Gbps以上のEthernet製品において各四半期50万ポート以上を出荷している。すでに100Gigabit Ethernet(GbE)製品の量産体制も整っており、200GbEや400GbEの製品ついても順次開発していく予定」と述べ、さらにネットワールドとのソリューション・ディストリビュータ契約の締結について、「両社が協力して、ビジネスを拡大していきたい」と述べた。

Mellanox BusinessDevelopment担当 シニアバイスプレジデント Amir Prescher氏

 Mellanox製品をバンドルする主なソリューションは以下の通り。

1.コンバージド・インフラ ソリューション(ストレージバンドル)

Mellanoxの10/40GbEスイッチ製品「SX1012」と、ネットワールドが提供する各種ストレージ製品(EMC、IBM、NetApp、Nimble Storage、Pure Storage、Tintri)をバンドルしたソリューション。

2.ハイパーコンバージド・インフラ ソリューション

「SX1012」と「EMC VxRail」などネットワールドが提供するハイパーコンバージド・インフラをバンドルしたソリューション。

3.ディープラーニング向け ハイパーコンバージド・インフラ ソリューション

ネットワールドが提供するディープラーニング向けコンバージド・インフラ「Networld DLS」のネットワーク機器に、MellanoxのInfiniBandスイッチや10~100GbEスイッチ製品をバンドルしたソリューション。

4.SDNソリューション

MellanoxのONIE(Open Network Install Environment)を搭載したベアメタルの100GbE(今後発売となる10/25、40/50)スイッチ製品と、LinuxベースのネットワークOS「Cumulus Linux」をバンドルしたソリューション。

5.VMwareソリューション

仮想マシンが生成するTCP/IPパケットを処理できる世界初のNICを搭載したMellanoxの10~40GbEスイッチ製品と、「VMware vSphere」製品や「VMware NSX」製品をバンドルしたソリューション。

6. Microsoftソリューション

Mellanoxの10~40GbEスイッチ製品と、Windows Server 2012 R2をバンドルしたソリューション。マイクロソフトのSMBダイレクトとMellanoxのRemote Direct Memory Access(RDMA)の利用で、ストレージへのアクセスが5倍高速に、ライブマイグレーションが10倍高速になる。

 なお、今回の契約締結を記念してネットワールドでは、Mellanoxの10/40GbEスイッチ製品(Infiniband/Ethernet)「SX1012」を2台1セットで、99万円(税別)で提供するキャンペーンを実施する。

右からMellanox BusinessDevelopment担当 シニアバイスプレジデント Amir Prescher氏、ネットワールド代表取締役社長である森田晶一氏、メラノックス テクノロジーズ ジャパンのジェネラルマネージャー 津村英樹氏