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CTC、「Oracle Exadata」の構築・運用サービスを拡充

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は28日、オラクルのハードウェア一体型高速データベースマシン「Oracle Exadata Database Machine (以下、Oracle Exadata)」の構築・運用サービスについて、データベースを対象としたサイバー攻撃対策を強化する「DBセキュリティ・アセスメント・サービス」「DBセキュリティコンサルティング・構築サービス」、マルチテナント環境における運用性を高める「MTAコンサルティング・構築サービス」の各サービスをそれぞれ提供開始した。

 「DBセキュリティ・アセスメント・サービス」は、データベースのセキュリティの状況や方針を分析し、情報漏えいリスクやその対策案をレポートするサービス。「DBセキュリティコンサルティング・構築サービス」は、アセスメントのレポートから、最適な機能や製品の選定とデータベースのセキュリティを強化するシステムの設計・構築を行う。自社で利用しているデータベースのセキュリティレベルを見直し、より強固な対策を行うことで、安心してOracle Exadataの運用ができるようになる。

 「MTAコンサルティング・構築サービス」は、データベース上に仮想的なデータベースを複数構成することで、データベース統合を実現する機能「Oracle Multitenant」に対応したサービス。クラウドとオンプレミスなど複雑化する情報システムにおいて、顧客の既存のデータベース資産の洗い出しと分析を行い、データベース統合のポリシー策定とシステム構築を行う。複数のデータベースの一元的管理を可能にし、効率的なデータベース運用を実現する。

 さらに、オラクルと同等の保守サポートをCTCが直接行う自営保守サービスを、Oracle Exadataでも開始し、障害発生時の問題の切り分けから保守サポートの提供までワンストップで支援する。

 CTCでは、新たなサービスを、データベースのセキュリティ強化や多数のデータベース統合による運用効率化を目指す顧客向けに展開し、Oracle Exadata関連ビジネスで年間20億円の売上を目指す。