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機械メーカーのCKD、「SAP S/4HANA Enterprise Management」で基幹システムを刷新へ

 SAPジャパン株式会社は14日、機械メーカーのCKD株式会社が、「SAP S/4HANA Enterprise Management」の採用を決定したと発表した。基幹システムを会計、販売、購買、在庫、生産の各領域で刷新する計画で、2017年4月より順次稼働を目指すとしている。

 CKDの従来システムでは、引合・先行情報に対する製造指示の二重入力や、コード体系の未統一によるデータ修正作業など、手作業の業務プロセスが発生していたため、それらの効率化が課題となっていたほか、リアルタイムでの在庫情報の把握、詳細な原価分析のための情報活用に対するニーズも高まっていたという。また、グローバルでの事業拡大に向け、業務プロセスの標準化と、情報管理レベルの向上も求められていたとのこと。

 CKDは、こうした現状の基幹システムで発生しているさまざまな課題の解決を図るとともに、現状の基幹システムに発生しているさまざまな課題を解消するとともに、さらなるグローバルでの事業拡大に向け、基幹システムの全面刷新を検討。複数のシステム比較した結果、中長期におけるグローバル展開への対応力や実績、ベストプラクティスをベースにした経営改革や業務改革の実績、機能要件に対する高い適合率などが評価され、SAP S/4HANA Enterprise Managementの採用を決定した。

 同社では会計、販売、購買、在庫、生産の領域でシステムの刷新を計画しており、導入プロジェクトを2016年6月から開始。会計部分のシステム稼働は2017年4月を目指している。また、販売、購買、在庫、生産の領域についても順次稼働する計画だ。