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JSOL、取引先と自社基幹システムとがリアルタイムに情報連携できるサービス

 株式会社JSOLは8日、Salesforceを活用したグローバルB2B2Bクラウドサービス「J's Info Hub」を同日より提供開始すると発表した。

 「J's Info Hub」は、顧客・代理店や仕入先などの取引先が、SAPを始めとした自社基幹システムとリアルタイムに情報連携できるサービス。

 従来、代理店経由で顧客からの注文があった場合は、代理店が自社へ在庫や納期を電話やメールで確認し、顧客へ回答するのが一般的なため、手間と時間がかかってしまっていた。しかしこのサービスを利用すると、顧客や代理店での発注業務において、発注先(自社)の在庫をリアルタイムに確認し、セキュアな環境の下で在庫数量に基づく発注ができるので、迅速なやり取りが可能になる。

 また、Salesforce上で個社要件にも追加対応が可能なほか、自社の基幹システムがSAPであれば、SalesforceとSAPをリアルタイムに自動連携できる「SAP Adapter」を提供する。さらに、顧客・代理店向けの帳票出力では、Salesforce上で大量帳票出力を行えるウイングアーク1stの帳票クラウド「SVF Cloud」と連携させ、VPNなどの設定を行うことなく、顧客先や代理店先で利用できるようにしている。

 具体的には、代理店で発注作業を行うと、リアルタイムに在庫連動し、発注数量分が在庫引当される(在庫がない場合は通知を行う)。また、代理店での発注内容が自社側のSAPへリアルタイムに受注伝票として登録される仕組み。出荷/請求情報(納品書、請求書)は、PDF形式で代理店がダウンロードでき、代理店側で自由に印刷して保管できるという。