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キヤノンITS、ウェブアプリケーション自動生成ツールの新版「Web Performer V2.0」
2016年6月27日 14:37
キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は、ウェブアプリケーション自動生成ツール「Web Performer V2.0」を7月1日に発売する。
「Web Performer」は、プログラミング作業を行わずにウェブアプリケーションを自動生成する、業務用ウェブアプリケーション作成ツール。企業内の開発部門やSIベンダーなど、さまざまな分野の開発現場で650ライセンス以上の導入実績があるという。
新バージョンでは、データグリッド、業務データのグラフ表示機能により、快適な操作性・業務データの可視化を実現。業務の一覧データを、Excelのような形式・操作性で表示するデータグリッド、それを可視化できるグラフ表示の機能を追加、システム利用者へ入力効率の向上と数値の“見える化”を実現した。
また、Web Performerで作成したウェブアプリケーションの機能を、ウェブサービスとして公開できるようになった。これにより、システム間の連携が強化され、既存の資産の活用や、部品・分散開発など、開発手法の選択の幅が広がり、開発の効率化を実現する。
Web Performer V2.0の英語版についても、海外で販売を開始。タイのMaterial Automation (Thailand)を総販売店とし、タイでのライセンス販売を開始する。初年度はタイに拠点をおく日系ユーザー企業とSI企業をターゲットとし、今後はキヤノンITSのグループ会社を通じて順次海外での販売を拡大していく。
さらに、アジャイル開発をベースとした「共創型開発」の超高速開発支援サービスを、Web Performer V2.0と同時に提供を開始。キヤノンITSでは、導入時のコンサルティングから構築、クラウド環境を含めた運用まで、ワンストップで超高速開発を支援する。同サービスにより、ビジネス部門と開発者が一体となり、新たなシステム価値を共創していくアジャイル型の超高速開発が実現できるとしている。
製品の価格(税別)は、自社システム開発で利用可能な「Web Performerユーザーライセンス」が380万円から(最小構成5ライセンス)、第三者向けシステム開発で利用可能な年間利用方式のSIベンダー向け「Web Performer SI開発ライセンス」が150万円から(最小構成2ライセンス)。「超高速開発支援サービス」は別途見積もり。
キヤノンITSでは、Web Performerの機能を継続して拡張することで開発市場を広め、自動生成ツールによる開発の市場拡大を図っていき、2020年までに50億円(導入支援、システム開発を含む)の売上を目指す。