ニュース

日立ソリューションズ東日本、業務アプリ構築基盤「AppSQUARE」を提供

業務データと業務プロセスをあわせて一元管理可能

 株式会社日立ソリューションズ東日本は16日、業務アプリ構築プラットフォーム「AppSQUARE(アップスクエア)」を提供開始すると発表した。

 「AppSQUARE」は、今まで個別に構築していたシステムや、表計算ソフトなどを用いた部門独自の業務システムを同一システム上に統合し、業務データと業務プロセスをあわせた形で一元管理する製品。ノンプログラミングで画面項目を定義できるフォーム機能により、業務部門側で業務アプリを作成・メンテナンスできるため、ビジネスの変化に対して迅速に対応できるという。

 また、複数部門がかかわる業務プロセスの場合、各部門やメンバーの役割によって管理すべきデータ項目が異なるが、AppSQUAREでは、フォームで定義された情報や設計書などの各種ドキュメントを、業務プロセスに沿って関係者と共有することが可能。1つの業務プロセスでも役割に応じたフォーム画面を作成できるため、これまで表計算ソフトなどで自部門管理していた情報も、複数部門にかかわる情報と合わせてAppSQUAREへの一元化を行えるとした。

 また、AppSQUARE上で作成が難しい業務アプリやほかのパッケージ製品のデータも、Web API(RESTful)APIによるデータ連携や、個別の追加機能開発により一元集約が可能になる。

 なお、レディメイドの業務テンプレートを多数用意しているので、画面フォームの作成負荷を軽減し、早期立上げを実現できる点も特徴。今後は、製造業設計業務向け設計レビューポイント管理、医薬業向け医薬品情報管理、IT業向け懸案・課題管理、住宅・建設業向け契約文書管理など、さまざまな業種・業態向けのテンプレートを提供する予定とのことだ。