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FNETS、Office 365の快適な利用を支援するSDNソリューション

 富士通ネットワークソリューションズ株式会社(以下、FNETS)は7日、Microsoft Office365の快適な利用を実現するSDNソリューションを開発し、同日より提供開始すると発表した。

 Office 365などのクラウドアプリケーションを利用する際は、1人のユーザーが大量のセッションを同時利用するため、通信負荷がプロキシサーバーに集中し、トラフィックの増加、サーバーやネットワークのパフォーマンス低下といった課題が生じているという。

 これに対しFNETSでは、A10ネットワークス(以下、A10)のアプリケーションサービスゲートウェイ「Thunderシリーズ」が提供するクラウドプロキシと連携することで、登録したURLリストをキーとしてクラウド上のアプリケーションのトラフィックを認識し、通信負荷軽減を可能にした。

 またOffice 365は不定期にドメインの更新が行われるため、管理者は日々更新の有無を確認し、URLリストの変更作業を行うといった課題もあった。これに対しては、ドメインの更新状況を確認し、更新があった場合にはThunderシリーズの設定を自動化できるようにすることで、運用負荷の軽減も実現したとのこと。

 なお今回のソリューションでは、富士通のSDNコントローラである「FUJITSU Network VELCOUN-X」とA10のThunderシリーズ、FNETSのSDNアプリケーションを連携させて、ネットワークの可視化、利便性向上を実現しており、Office 365以外にも、さまざまなクラウドサービスへ展開できるとしている。

 またFNETSは今後、Thunderシリーズのファイアウォール機能やDDoS防御機能などのセキュリティ機能とVELCOUN-Xを自動連携させたSDNソリューションも展開する予定だ。