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TIS、東京大学大学院が行う次世代個人認証の実証実験に参画
認証情報データベースにブロックチェーン技術を適用
2016年6月6日 15:47
TIS株式会社は6日、東京大学大学院情報理工学系研究科 ソーシャルICT研究センターが2017年1月より予定している、次世代個人認証の実証実験「MITHRA Project（ミスラ・プロジェクト）」に参画すると発表した。
「MITHRA Project」では、スマートフォンやウェアラブル端末が広く普及して整ってきた昨今の環境をもとに、人間の行動データを活用した、新しい「ライフスタイル認証」の技術に取り組んでいる。そして研究をより確かなものとするため、複数の民間企業の協力のもとに、各企業の商用サービスをほぼそのまま利用する形で、被験者5万人を動員する大規模な実証実験を2017年1～3月に計画しているとのこと。さらに、システムの実用化を見据え、既存技術との連携を目的とした検証も行う予定になっているという。
TISはこのプロジェクトに、実証実験サーバーの構築担当として参画する。具体的には、Wi-Fiデータの位置情報、Web閲覧履歴、ウェアラブル端末から取得するデータを収集・管理する、実証実験サーバーの構築を行う。またあわせて、その中核となる認証データベースにブロックチェーン技術を適用する実験も行うとのこと。
なおTISは、今後も金融・決済インフラの利便性向上と、効率的なシステム構築・運用を目指して、次世代認証技術およびブロックチェーン技術を重要な要素技術として位置付け、検証と具体的な活用方法の検討を進めていくとしている。
