NEC、ブロックチェーン技術の活用に向けた研究会を発足

　日本電気株式会社（NEC）は21日、株式会社三井住友銀行と株式会社日本総合研究所が2月に結成した異業種連携の事業コンソーシアム「Incubation ＆ Innovation Initiative（以下、III）」の活動において、新たに「ブロックチェーン研究会」を発足した。

　NECは、IIIのコンソーシアムメンバーとして設立当初から参画。発足したブロックチェーン研究会では、金融取引や株式取引などのシステムへの適用に革新的な技術として注目されているブロックチェーン技術について、その特性を活かした効果の高い利活用を検討する。

　2016年度上期中には、特定領域での利活用を評価環境で実証し、実用化に向けた技術課題の検討を行う予定。幅広い産業で活用の可能性のあるブロックチェーン技術について、多様な専門性を持つメンバーで構成されるIIIの中で検討することで、オープンイノベーションを加速し、金融業をはじめ様々な産業の変革を支えるICTプラットフォームの実現を検討していくとしている。