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クラウド事業拡大目指すZTE、課題はセキュリティ懸念

 中国の携帯電話・通信機器メーカー大手ZTE(中興通訊)がクラウド事業を強化する。これまで中国国内市場向けに提供してきたクラウドサービスを、国外にも拡大する計画を明らかにした。通信機器メーカーによるクラウド拡大というトレンドに沿った動きだが、課題も多い。

Ericsson、Huaweiに続く通信機器大手のクラウド参入

 ZTEのクラウド拡大戦略は、Reutersが9月16日付で報じたものだ。ZTEは携帯電話などの端末事業のほかに通信機器事業も抱えており、この分野では最大手のEricsson、Huawei Technologies(華為技術)などに続く世界第5位の位置にある。中国内では、Huaweiに次ぐ第2位だ。

 クラウドはすでに中国内では提供済みで、China Telecomなどの通信事業者、それにインターネット企業、石油・エネルギー企業などを顧客に持つという。クラウドを含むクラウド・エンタープライズ事業は2012年に、同社の売り上げの7−8%を占め、2013年は10%を目指しているという。

 ZTEの2012年の売上額は約135億4000万ドル。前年同期比2.4%減で、4億6000万ドルの損失を計上してた。2013年上半期(1月−6月)で黒字に転じたが、売り上げは前年同期比11.9%減の60億ドルだった。今回のクラウド事業拡大は同社の成長戦略の一部とみられる。

(岡田陽子=Infostand)